いきいきブログ

明けましておめでとうございます。

令和になって初めての年越しとなり、みなさんと一緒に新しい年を迎えられたことに喜びを感じています。昨年はみなさんにとってどんな年でしたでしょうか。個人的にはケアプランとデイサービス兼務から、デイサービスの施設長になり、心機一転の一年となりました。

振り返るだけでなく、松本グループ、はたまた介護業界全体の将来像を見据えていかなければと思っています。将来像を思い描くとき、昨年ニュースで見たいわき市の地域包括ケア『igoku(いごく)』の取り組みが印象に残っています。

いごくは、福島なまりで「動く」の意味。タブー視しがちな「人生の最期」を前向きにとらえるべく年に一度のいごくフェス開催やフリーペーパーを出しています。フェスでは、洋服屋さんがいごくTシャツを作り、魚の卸会社がご年配方と一緒に商品開発をしたり、と医療と介護だけはない、一見無関係にも思える様々な人たちがフェスを盛り上げています。なんと棺桶に入る名物イベントもあるそう。

特長的なのは行政が主体となっている点。官民一体となればどんな新しい事にも挑戦できるんですね。

また「igoku(いごく)」は暮らしや産業に貢献したデザインに贈る「グッドデザイン賞」で金賞受賞しているそうですよ。

 厚生労働省は「どのような状態になってもその人が希望する地域や場所で最期まで暮らせる社会」を目指す「地域包括ケア」を掲げています。私も研修で医療スタッフやボランティアスタッフ、さまざまな方々とこのテーマに取り組んでいます。

いわき市の取り組みまでとはいかなくとも一事業所で出来ることはあります。「人生の最期」をタブー視してしまうのではなく、一緒に向き合っていく、デイサービス、ケアプラン、ライフケアセンターを、そういう場に近づけていけたらと思います。今後とも私ども松本グループをよろしくお願いいたします。

(by施設長 阿部)

 

 

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