いきいきブログ

最近読んだ本から

新元号「令和」になって半月が経ちましたね。今日はラジオで知った本の紹介をしますね。

sdr

 作者の実地体験に基づいた小説で、テーマは、「介護、ムラ社会、世間体」。イラストレーターの主人公ももこが、再婚を機に、地方へ引越すことから話が始まります。舅の介護、田舎町に残る慣習、「長男の嫁」としての立場など、包み隠せず描かれています。

認知症で耳が遠い舅のために、紙に「私が誰かわかりますか?」と書き幾度となくコミュニケーションをとる主人公。この会話が使われる終盤のシーン、今まで主人公がしてきたことが報われた感があり、スッキリしました。某通販サイトのカスタマーレビューの評価が高く、読み応えあり。良かったら読んでみてください。(byスタッフO)

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