いきいきブログ
最近読んだ本から
明日から8月に入りますね。台風が過ぎた一昨日の夕方、ベランダからトンボがたくさん飛んでいるのが見えました。秋と勘違いして出てきたのでしょうか。季節が進むのがとにかく早いように感じます。
夏休み中の息子と、図書館へ行くことが多いこの頃です。今日は「すごいトシヨリBook 池内紀 著」という本を紹介をしますね。
内容は、年齢を感じさせないすごいことに挑戦している、周りから感心されるようなすごい暮らしぶりをしている・・そんな方々を取り上げているのかと思ったのですが、ちょっと違いました。一言でいうと、「暮らしのハウツー本」です。
私が参考になったのは「眠りの練習」という項目です。高齢になると眠りが浅くなり、3,4時間で起きてしまう。それなら、いっそ起きちゃえばいい、というのが著者の考え方。眠りを分けて(朝寝、昼寝、夕寝、夜寝)トータルで6時間寝れば体に良いのでは、と著者。「眠れない、目が覚めて困る」という方には目からうろこが落ちる考え方かもしれませんね。
他に「老いと病」「老いとお金」など。ご年配の方にありそうな事例を挙げながら、著者が実践していることを綴っています。
著者は御年70歳を超えたドイツ文学者、エッセイスト。70歳を機に「自分の観察手帳」をつけ始め、その手帳が最終的にこの一冊になったようです。「タイトル『すごいトシヨリBook』は、若い人への見栄とユーモアを交えてつけた」と、あとがきで著者が語っています。マネできないすごいことが書いてあるより、ずっと参考になったなぁと思いました。トシヨリになるのが悪いことばかりではない、と思える一冊でした。(byスタッフO)