いきいきブログ
日本でいちばん読まれている本
「九十歳。何がめでたい」（佐藤愛子著）。
2017年年間ベストセラー（日販、トーハン調べ）総合第一位の超話題作だったらしく、早速読んでみました。
表紙カバーのイラストに怒りマークがついているとおり、作者はとにかくいろんなことにイラついています。でもただイラついているのではなくて、世の中の出来事を冷静に見ている。自分の身に降りかかったことを自虐的に語るのだけれど、悲壮感なく小気味良い。そんなお話が多かったように思います。
あと、旧字体（例えば、眞や讀賣、一擧一動etc）が使われていたり、振り仮名付きじゃないと読めない単語がたくさん。世代や時を超えた本というのは大げさでしょうか。
一話完結型なので、とても読みやすかったですよ～、よかったら本屋さんや図書館で見つけてみてください。（スタッフＯ）
